足のむくみの解消法
- 足の付け根を押す(手のひらを重ねて付け根を押す)
- ひざの裏を押す(ひざ裏を両手の4本指で押す)
- 足全体をさする(両手のひらをあて足全体をさする)
- 足の甲をさする(足の甲を左右の親指で指の付け根から足首へさする)
- 足の甲を押す(足の甲を指の付け根から足首にかけて親指で押す)
自宅でマッサージする際のポイント
1.
ふくらはぎに限らず、体のマッサージはお風呂上がりにおこないましょう。
入浴後は血液やリンパの流れが良くなり、体がリラックスした状態になっているため、マッサージの効果が高まるからです。
2.
マッサージをする際は、オイルやクリームを使用してください。素手のままだと、体の皮膚と手指の間に摩擦が生じやすくなり、肌に負担がかかってしまいます。
オイルやクリームを使用すると手指が滑りやすくなり、肌への負担を軽減できます。好みの香りのものを選べばリラックス効果も高まり、一石二鳥です。
3.
体調がすぐれない、妊娠している、疾患を抱えているときは、強い圧でのマッサージを控えましょう。
マッサージによる刺激で血行が高まることで、体調が悪化する可能性があるからです。
どうしてもマッサージをしたい場合は、やさしくさする程度の圧加減で様子を見て、少しでも体に異変を感じたら、ただちにマッサージを中止してください。
むくみの原因は何?どうして起こるの?
むくみは、毛細血管から細胞の間に流れ出る水分が多くなったり、毛細血管やリンパ管へ吸収される水分が減ることによって起こります。
では、どんな時にそれが起こるのかというと、多くは血液の循環が悪くなったときです。とくに脚は心臓より下にあるので重力の影響で血液が心臓に戻りにくく、ふくらはぎの筋ポンプ作用と静脈の逆流防止弁の働きによって血液を心臓に戻しています。しかし、立ったり、座ったりしたまま体をあまり動かさないでいると、ふくらはぎの筋ポンプが働かず足の血液の循環が悪くなります。また、スタイルをよく見せるためにガードルなど窮屈な下着を身につけると血液循環が悪くなり、むくみにつながる場合があります。食べ物では、塩分の摂り過ぎがむくみに直結します。体には塩分濃度を一定に保とうとする働きがあるので、塩分を摂り過ぎるとそれを薄めるために水分を溜め込みやすくなるのです。